院内薬局

当院では院内に薬局を設置しております。お会計時に受付で薬剤師からお薬を受け取る事ができます。土日祝日も通常どおり診療していますので、救急対応のようにとりあえずその日の分だけという事ではなく、必要日数分のお薬を処方します。

※処方内容により、お呼びする順番が前後することがあります。
※薬剤師不在日は院外処方となります。

院内処方と院外処方の比較

近年、病院で受け取った処方箋を院外の薬局に持って行き、薬を受け取る方式が主流となりつつありますが、具合の悪い患者さんにとって院外の薬局に行く手間や時間は相当な負担になっていると思います。

病院で診察を受けたら必要な薬はその場でもらえた方が良いはずです。しかも手間や時間がかかった上に、実は費用面でも院外の方が負担が大きくなります。

院内薬局で受け取る「院内処方」の場合と、院外薬局で受け取る「院外処方」の場合で、それぞれのメリット・デメリットを列挙します。

  院内処方(当院) 院外処方
メリット ・手間がかからない
・時間がかからない
・費用が比較的安い
・(複数の医院で受診し、全て院外処方の場合)かかりつけの薬局へ処方箋を持っていけば、投薬履歴から飲み合わせのチェックをしてもらえる
・薬剤種類が豊富でジェネリックも多種類揃えている
デメリット 他の医療機関から処方されている薬のチェックが、患者さんからの情報(お薬手帳など)に限られる ・手間がかかる
・時間がかかる
・費用が比較的高い

院内処方は良い事ばかりです。

院外処方のメリットである飲み合わせのチェックは、複数の医療機関で受け取った処方箋を一か所の薬局に持って行っている場合に限り考えられるメリットです。実際には、それぞれの病院の目の前の薬局に行かれる方が多いのではないでしょうか。その場合は結局患者さんの申告やお薬手帳からの情報に基づいたチェックしかできませんのでメリットは特にありません。

薬剤の種類に関しては、当院の院内薬局でも積極的にジェネリック医薬品を採用しています。(副作用の問題などで意図的にジェネリックを避けたい場合や、ジェネリックがそもそも存在しない薬剤に関しては先発医薬品を選択しています。)

費用の比較

保険診療で薬を処方された場合の費用に関しては、厚生労働省で定められた診療報酬点数表(1点=10円)に基づき計算されます。同じ薬であれば全国どの医療機関・薬局でも薬自体の価格は同じです。しかし薬を処方してもらうには、処方料(技術料)などの付帯する費用が必ずかかっており、その部分が各医療機関・薬局の規模や施設基準などにより異なります。

一度に処方される薬の種類や量によっても費用は変わるのですが、ここでは同一の薬を受け取った時に院内処方と院外処方でどれくらい費用に差があるのか、特に差額が大きい慢性疾患の一例で比較してみたいと思います。

(例)慢性疾患にて内服薬3剤を30日分処方した

  院内処方(当院での費用) 院外処方(他院など)
処方料・処方箋料 42点 68点
調剤基本料 14点 42点
調剤料(内服・頓服) 11点 231点
情報提供料 10点 20点
基準調剤加算 - 32点
後発医薬品加算 - 22点
服薬歴指導管理料 - 57点
合計 77点 472点

合計で、472点ー77点=395点の差
395点=3,950円ですので、3割負担の方ですと1,185円の差額になります。

同じ薬を受け取るのに、1回通院する度に1,185円安いという事です。

患者さんにとってメリットがあるのは院内処方

患者さんの立場に立って考えた時に、前述した院外処方でのメリットが得られないとすると、手間も時間もかからず費用も安く済む院内処方の方を選ばない理由はありません。

しかし病院の立場からすると、院内薬局の設置には設備投資や人材の確保、在庫管理など多くの負担があり、採算性は悪いのです。そのため薬は全て院外処方にして院内薬局を設置しない医療機関が多くなっているのが現状です。

院内処方か院外処方かで病院を選ぶ患者さんは少ないかもしれませんが、もし同じ病院で上記のようなメリット・デメリットと価格差をきちんと理解した上で選べるとしたら、多くの方が院内処方の方を選ぶことでしょう。(患者さんのご希望があれば院外処方にする事も可能です。)

患者さんにとってより良い医療を常に実践したいという信念のもと、当院では院内処方を行っています。

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